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2009年5月16日(5月16日 19時30分)

第3戦霧島酒造オープン2日目 
準決勝レポート

2回戦での田中(左)と西堀(右)のネット際の攻防  写真:坂本清
 5月16日(金)、宮崎県都城市・霧島ファクトリーガーデンにて『ファイテンJBVツアー2009』第3戦霧島酒造オープン第2日目が開催。2回戦、5位決定戦、準決勝が行われた。
 
 女子において、決勝進出を決めたのは、田中姿子(フリー)・鈴木洋美(フリー)ペア、浦田聖子(MDI)・楠原千秋(フリー)ペアだ。 
 田中・鈴木ペアは、2回戦で西堀健実(エスワン)・浅尾美和(エスワン)ペアをフルセットの末下し、準決勝で尾崎睦(湘南ベルマーレ)・草野歩(湘南ベルマーレ)ペアと対戦した。第1セット序盤、6ー10とリードをされた田中・鈴木ペアだが、劣勢の場面で鈴木が高さを発揮。逆転に成功した田中・鈴木ペアが第1セットを先取した。第2セットは全く逆の展開。終始主導権を握っていた田中・鈴木ペアだが、尾崎・草野ペアが勝負所で粘りを発揮し大接戦の末、奪い返す。最終セット、序盤から均衡したラリーが繰り広げられるが、田中のツーアタック、甘いボールを鈴木が押し込み、中盤以降リズムを掴んだ田中・鈴木ペアが勝利した。前回大会のリベンジを果たした鈴木は「終始、落ち着いてプレーすることができた。だけど、セットを落としてしまう部分はまだまだ詰めが甘いし、メンタル面が弱いので強くならないといけない」と課題を挙げた。

決勝進出を決めた楠原(左)と浦田(右)写真:坂本清
   もう一つの準決勝は、浦田聖子(MDI)・楠原千秋(フリー)ペア対西堀健実(エスワン)・浅尾美和(エスワン)ペア戦。前回大会の決勝と同じ顔合わせとなったカードは、序盤から緊迫したムードが流れる。第1セットは、一進一退の攻防が繰り広げられるが、今大会からツーブロック・ツーレシーブシステム制を導入した浦田・楠原ペアのディフェンスが機能し、勝負所で楠原のブロックが炸裂し、浦田・楠原ペアが先にセットポイントを握る。しかし、この大事な場面で、浅尾の思いっきりのいいジャンプサーブ、西堀のブロックポイントが決まり、息を吹き返した西堀・浅尾ペアがデュースに持ち込み逆転。長いラリーを浅尾の好レシーブでリズムを取り戻すと、28―26で第1セットを先取した。 第2セットは、序盤から楠原のコースを突いた鋭いジャンプサーブが、西堀・浅尾ペアを襲う。10―6とリードを奪った浦田・楠原ペアは、序盤の勢いそのまま第2セットを奪取した。前回大会同様、フルセットにもつれ込む白熱した戦い。序盤は両者一歩も譲らない攻防が繰り広げられるが、またも勝負所で楠原のブロックが決まり、6―4と浦田・楠原ペアがじわじわとリードを広げる。西堀・浅尾ペアも西堀のブロックで応戦するが、浦田のレシーブポイントも飛び出し波に乗った浦田・楠原ペアの勢いは止まらない。浦田・楠原ペアは15―13で第3セットを取り、3大会連続で決勝進出を決めた。


2回戦で攻撃する浅尾(左)とブロックする鈴木(右) 写真:坂本清
 今大会、久しぶりにブロックに取り組み、好調ぶりを見せた楠原は「前回大会を振り返ると、私がたまに跳んでいたブロック、聖子のレシーブが上手くいっていたので、来週から始まるワールドツアーでの戦いを睨み、ツーブロックを試してみようと思った」といきさつを明かした。劣勢の場面で落ち着いたプレーを見せた浦田は「試合の終盤で審判の判定でいろいろもめたけれど、その時にタイムを取った後、浅尾選手がサーブをミスしてくれた。あそこでサーブが入れば、また違う展開に持ち込まれたかもしれない。そこが相手チームとの差だと思うし、フルセットに持ち込めば絶対に負けない自信はあった」と勝因を分析した。
 一方、初優勝を逃した浅尾は「フルセットになるといつも…こういう展開になってしまう。2回戦の田中・鈴木ペア戦は、私のジャンプサーブが弱くなってしまったので、相手に好きなようにやられてしまった。だから、浦田・楠原ペア戦の最終セットはサーブでガンガン攻めてリズムを掴もうと意識したけど、それを相手にやられてしまった」と唇を噛んだ。

 決勝進出決めた仲矢のガッツポーズ
写真:坂本清
 男子において、決勝進出を決めたのは、井上真弥(teamSandBlock)・仲矢靖央(teamSandBlock)ペアと白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)・朝日健太郎(CHINTAI)ペアだ。
 井上・仲矢ペアは、2回戦で畑信也(グランディア)・山本辰生(フリー)ペアをフルセットで破り、準決勝では今季初のベスト4進出を果たした西村晃一(ウインズ)・今井啓介(ウインズ)ペアと対戦した。第1セット序盤から仲矢と今井がネット際で激しくぶつかり合い、両者一歩も譲らない展開。しかし、終盤において仲矢のブロックが決まり抜け出した井上・仲矢ペアが、第1セットを先取した。第2セット序盤も、両チームともにし烈な駆け引きが繰り広げられ、壮絶なラリーの応酬。しかし、中盤において井上・仲矢ペアは、相手コートの隅にきっちりとボールを落とし、レシーバー・西村の裏を欠く攻撃を見せ始める。除々にリズムを掴んだ井上・仲矢ペアは、またも勝負所で仲矢がドンピシャのブロック。リードを保った井上・仲矢ペアが、今季初の決勝進出を決めた。
 終始、ミスのない安定したプレーを見せた井上は「ずっと準決勝で白鳥・朝日ペアと当たっていたけれど、今大会初めて自分たちよりシードの低いチームと対戦することになったので、チャンスだと思った。決勝戦では思いっきりプレーしようと思う」と明日に向けて意気込みを語った。ネット際でタイミングのいいブロックポイントを量産した仲矢は「今大会は3戦目なのでコンビネーションに不安はない。自分たちのやりたいことをしっかり出すことができた」と手応えを掴んだ。

 もう一つの準決勝、白鳥・朝日ペア対畑・山本ペア戦。第1セットは終盤において、山本・畑ペアが今季2冠中の王者の鉄壁のディフェンスを打ち破り、先手を奪う。しかし、第2セット以降、白鳥のサーブが機能しディフェンスコンビネーションが甦った白鳥・朝日ペアが貫禄を見せ始め、第2セット、第3セットを連取。白鳥・朝日ペアは辛勝し、明日の決勝戦へ駒を進めた。

 明日は、3位決定戦、決勝戦が朝10時から行われる。『ファイテンJBVツアー2009』前半戦のフィナーレを飾るのはどこのチームか、注目したい。


※大会の詳細結果はこちら。
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