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レポート
2009年5月17日(5月17日 23時00分)
第3戦霧島酒造オープン最終日
決勝・3位決定戦レポート
男子3位決定戦は、畑信也(グランディア)・山本辰生(フリー)ペア対西村晃一(ウインズ)・今井啓介(ウインズ)ペア戦。第1セット、畑・山本ペアは西村をサーブで狙い続け、西村のショットをことごとく拾っていく。中盤、12ー9と抜け出した畑・山本ペアが第1セットを先取した。第2セットは序盤から畑の強烈なサーブ、強打が決まり、畑・山本ペアが3ー0と西村・今井ペアを引き離す。さらに中盤、畑・山本ペアは山本のワンブロックに切り替え、ネット際で山本が存在感を発揮。2セット目だけで4本のブロックを決めた山本の活躍もあり、畑・山本ペアが連取しストレートで勝利した。2大会連続3位に終わった畑は「昨日の井上・仲矢ペア戦ではいつもと違う作戦にとまどい負けてしまった。今日は気持ちの切り替えができて、西村・今井ペアの速いボールに対応でき自分たちのペースを保つことができた。後半戦はサーブの精度を強化して今季の目標である優勝を一つでも取りたい」と述べた。
女子3位決定戦は、西堀健実(エスワン)・浅尾美和(エスワン)ペア対尾崎睦(湘南ベルマーレ)・草野歩(湘南ベルマーレ)ペア戦。第1セット序盤から西堀の高さあるブロックが炸裂し、完全に主導権を握った西堀・浅尾ペアが10ー3とリード。序盤の勢いそのまま、西堀・浅尾ペアは尾崎・草野ペアを11点に押さえ、第1セットを先取した。第2セットも勝負所で浅尾のジャンプサーブが決まり、尾崎・草野ペアはサーブレシーブを崩され、意気消沈。20ー13とマッチポイントを握った西堀・浅尾ペアだが、草野のジャンプサーブに翻弄され、5連続失点。尾崎・草野ペアは、次々に激しいラリーをモノにし18ー20と反撃するが、時すでに遅し。最後は西堀がスパイクをきっちり決め、西堀・浅尾ペアが3位の座を勝ち取った。昨日は不発に終わったジャンプサーブが効果的に決まっていた浅尾は「1セット目は、サーブで攻めてトスも正確に上がっていたので完璧な試合運びだった。2セット目はマッチポイントの場面で一本で決めて終わっていればもっとよかった…」と反省点を挙げた。今季、 安定したプレーが光る西堀は「課題のゲームメイク、相手が仕掛けてくる作戦の攻略はできていると思う。上位チームとの唯一の差はサーブ」と気を引き締め、次なる大会へ視線を向けた。
女子決勝は、田中・鈴木ペア対浦田・楠原ペアの対決。第1セット序盤から、浦田・楠原ペアのパスに乱れが生じ、楠原のスパイクがネットにかかり、7ー4と田中・鈴木ペアがリードを奪う。その後も、田中・鈴木ペアはブロッカーの鈴木がブロックを跳んだ後のモーションからレシーブを拾い、田中がスパイクを決めていく。攻撃と守備がかみ合った田中・鈴木ペアが浦田・楠原ペアを12点に押さえ、第1セットを先取した。 第2セットも出だしから攻撃のミスが目立つ浦田・楠原ペアは、なかなかリズムを掴めない。逆に田中・鈴木ペアは、田中の読みのいいレシーブから確実に攻撃を決め、着実に点数を重ねていく。第2セットも好調の田中・鈴木ペアが先にマッチポイントを取るが、劣勢の場面で浦田が正確なショットを決め、浦田・楠原ペアは土壇場でデュースに持ち込む。浦田・楠原ペアは22ー22となんとかしのぎ続けるが、最後は浦田の強打が田中に拾われ、田中のスパイクが炸裂。24ー22と田中・鈴木ペアが接戦を制し今季2度目の優勝を果たした。昨日の準決勝において左足肉離れを起こし、痛め止めを飲んで決勝戦に臨んだという田中は「昨日は歩くのも痛くて不安はあったけれど、試合に出る以上は理由にならない。今日はどんな場面でも冷静に対応できてサーブレシーブやトスを丁寧にやっていくことができた」と振り返った。縦横無尽に動き回り軽快な動きを見せた鈴木は「今日の姿子さんは足の痛みからか、いつもよりテンションが低くチーム内の笑いも少なかったのでパートナーとしてフォローしたかった。国内で優勝することは自信になるしチーム力が上がるきっかけになるしプラスに なると思う」と喜びを語った。 男子決勝は、白鳥勝浩(湘南ベルマーレ)・朝日健太郎(CHINTAI)ペア対井上真弥(teamSandBlock)・仲矢靖央(teamSandBlock)ペア戦。試合開始から天候が崩れ強い雨が降りしきる中、行われた。
今季初の決勝の舞台に上がった井上・仲矢ペアは第1セットから物怖じせず、思いっきりのいいプレーを見せていく。しかし中盤以降、朝日のブロックで波に乗った白鳥・朝日ペアが14ー10と井上・仲矢ペアを引き離し、第1セットを先取した。第2セットは両者一歩譲らない一進一退の展開。11ー10と井上・仲矢ペアは1点リードのまま、テクニカルタイムアウトを迎えると、白鳥、朝日の攻撃を仲矢がブロックし、王者に追撃の隙を与えない。その後、雨の中でも両者ともにミスのない白熱した攻防戦が繰り広げられ、デュースに突入。井上・仲矢ペアは終始サーブで白鳥を狙い続けるが、この緊迫した場面においても白鳥はコートの空いている所に冷静にボールを落としていく。27ー26の場面で先に緊張の糸が切れたのは、井上・仲矢ペア。パス、トスに乱れが生じ井上のスパイクがラインを割った瞬間、白鳥・朝日ペアが今季3冠目を手にした。 前回大会に続き、豪雨の中で勝利をモノにした朝日は「自分たちのレベルが上がっていく中で、天候が不安定でもサーブやつなぎなど正確にコントロールできるようにならなければいけない」。白鳥も「イレギュラーの天候の中、終盤に力を発揮するのではなく、ウォームアップの段階からしっかり準備し序盤から適用できるようにならないといけない」とさらに強くなるための課題を述べた。
今大会の霧島酒造オープンをもって、『ファイテンJBVツアー2009』の前半戦3大会が終了。男子は白鳥・朝日ペアが3冠、女子は第1戦、第3戦を田中・鈴木ペアが、第2戦を浦田・楠原ペアが制す結果となった。 『ファイテンJBVツアー2009』の後半戦は8月末の第4戦東京オープン。ワールドツアーやビーチバレージャパンおよびビーチバレージャパンレディースを経て、次なる勢力図は今後どう変わっていくのか、注目していきたい。
※大会の詳細結果はこちら。
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