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NEWS/レポート

2010年1月8日(1月8日 20時30分)

浦田聖子・西堀健実ペアの決意表明──。
新ペア結成を発表!!



記者会見で新ペアを発表する西堀と浦田
   1月8日(金)。新パートナーの行方が注目されていた浦田聖子と西堀健実が、新ペアを結成することを発表した。


  浦田・西堀ペアは、1月9日から長崎県佐世保市・佐世保野球場で、阪神タイガースの城島健司、ラクロスの山田幸代選手らと合同自主トレを行うため、東京を出発。出発前に都内某所にて記者会見を行った。  


   西堀は、2009年を持って所属先のエスワンを退団し、今年からHKI(株式会社HKインベストメント)に所属することを表明した。
  また、新チームのコーチには、昨年浦田の専属コーチを務めた桐原勇人氏が就任。合同自主トレを終えた後は、海外合宿を視野に入れ、練習を行っていくという。
 
   ここでは、浦田・西堀ペアの記者会見を、ノーカットでお届けする(構成上、若干の編集済)。


お互いの想いが一致

──ペアを結成したいきさつは?
浦田  私自身、昨年は国内大会をメインに出場してきたこともあり、今年はロンドン五輪に向けて、ポイントを重ねていかないといけない中で、やはり目標が一緒の選手とペアを組みたいという気持ちがありました。今まではお互い試合相手というカタチでしか接していなくて、プレーの話やもちろんプライベートの話など話す機会は全くなかったんですけど、昨季の戦いの中でロンドンに向けて勝ちを意識して戦っているなという気持ちが伝わってきたので、西堀選手に声をかけさせていただきました。


西堀  昨年浅尾(美和)選手とペアを解消してから、いろいろな選手と話す機会があったり、その中でもロンドンを目指す気持ちが強い選手とペアを組みたいと思っていました。11月のワールドツアータイオープンを終えて帰国後、聖子さんと話したときに自分と同じ気持ちでロンドンを目指せるなというのを感じました。私自身は、ロンドン五輪がラストチャンスだと考えているので、本気でロンドンを目指したいし、聖子さんとロンドンまで戦うということを決意しました。


──改めて、新しいペアが決まった感想は?
浦田   時間がかかってしまったんですけど、ペアを決めるにあたって昨年の11月くらいから話を始めていたのですが、周囲の方へのご挨拶やお互い周辺の整理を済ませてから、気持ちを新たに発表したいという想いがありました。明日から長崎で合宿をするんですが、この合宿が二人のスタートになるので、そういった日にこういったカタチで新しいパートナーを発表できるというのは、気合いが入りますね。


西堀  聖子さんとは、試合や練習場所で話したりとか、面識はあったんですけど、深い話はしたことがありませんでした。私自身も年上の選手と組むのが初めてなので、すごく楽しみという部分があります。それだけに甘えることがないように、強い気持ちで戦っていきたいです。

新たな決意を語る浦田
──浦田さんは、年下の選手と組むのは初めてですよね?
浦田  そうなんです。私たちは同世代なんですけど、お互いが初めての年上、年下同士ということで、今の段階ではどちらがチームを引っ張るとかじゃなくて、ビーチバレーに対しての考えや気持ちの部分をお互いに出しあって、方向性を固めてチームを作っていきたいと思っています。


──これまで敵同士で戦ってきましたが、お互いのプレーの特徴はどんな所だと思いますか?
西堀  ポジション的には私はブロッカー、聖子さんはレシーバー。聖子さんは本当によく拾うし、元気がいいなと感じていました。


浦田  今、元気がいいと言われてビックリしました(笑)。年下の選手から言われて、ちょっとうれしいです(笑)。西堀は、ブロッカーとして世界では小柄な選手なんですけど、小さいからといってできないというプレーヤーではないし、前々から頼りになる選手だと感じていました。昨年一年で気持ちの部分が成長したことで、プレーにも変化が現れたのではないでしょうか。『ビーチバレースタイル』という専門誌が2009年のMVPを選手が選ぶという企画を行っていて、そのMVP部門で私は『西堀健実』と名前を挙げさせてもらったくらい、昨年の成長は印象的でしたね。その部分と自分のよさをを組み合わせて、どこまでチームが強くなれるのか、すごく楽しみです。


──浦田さんは、年上ということでチームを引っ張っていこうと思っていますか?
浦田  名前を呼ぶときに『タケちゃん』と呼んでいるんですけど、早く『タケ』と呼んでプレーに入っていけるところからスタートしたいですね。そういうところから徐々に内容を濃いものにしていきたいなと思います。


──西堀さんはペアを変えられるのは初めてだと思うのですが、不安はありますか?
西堀  不安というのは全くないです。逆にワクワクしています。まだ一緒に練習していないので、お互いの動きがどのくらいできるのかわからないし、これからの伸びしろは未知数だと思います。そのあたり、コーチとトレーナーを含めてチームの皆で話し合って、ロンドン五輪に照準を合わせて作っていけたらなと思います。


──浦田さんは、これまで『レインボーペア』等チームの愛称がありましたが、お二人の愛称は?
浦田  他のチームでも愛称があると思うんですけど(笑)、逆に何かありますか? これまでは着ていたウエアにそれぞれのテーマを掲げて決めさせてもらっていたので、これからもロンドンに向けて新しい水着を着てテーマがあればいいなと思っていますので、ぜひ皆さんのご意見をください。強さ溢れるネーミングをお願いします。

新パートナーを前に笑顔の西堀

戦いはもう始まっている

──西堀さん、前のパートナーだった浅尾さんが『浅草ペア』になっているようですが、意識はされていますか?
西堀  全くないです。自分たちのことでいっぱいいっぱいになっているので。


──ライバルとしては、負けたくないという気持ちもありますか? 以前コンビを組んでいたという意味で。
西堀  そのチームだけではなくて、戦うならどのチームもライバルなるので、特にそのチームだけ、というわけではないです。


──明日から始まる自主トレの目標やプランは?
浦田  私の個人的な課題は、昨年体調を崩してしまい、10月からトレーニングからかけ離れた生活をしていたので、体と向き合いながら一年間戦える体づくりをしていきたい。それとともに、新しいペアリングで初めての合宿なので、厳しいトレーニングはもちろんなんですけど、その中で今までの試合の映像を一緒に見たりして、お互いの考えているビーチバレーについて意見交換をしてシーズンまでつめていきたいですね。


西堀  ロンドン五輪に向かう戦いは、もう始まっていると思うので、目標も細かく立て始めています。シーズンが開幕するまでにクリアしないといけない目標も決まっているので、しっかり身につけて帰れるようにしたいです。


──二人で行うビーチバレーは、コミュニケーションが大切だと思いますが、コミュニケーションをどういうカタチでとっていきますか?
浦田  よりコミュニケーションが密になれるように、私の家の近くに引っ越しを決めてくれました。その中で、お食事をとったりとか、昔のビデオを見たりとか、そういった時間も大事ですし、五輪までの時間が決められているので、逆算してしっかりコミュニケーションをとっていきたいと思っています。


西堀  時間がないというのもあるし、コミュニケーションは勝つために大事だと思うので、そういうことを考えて引っ越しをしました。

がっちりと握手をかわす西堀と浦田

自分の殻を破って


──今回、距離を縮めてみて、今まで気付かなかった部分で気付いたところはありますか?
浦田  私自身、昨年の今頃、所属チームを卒業して一人でがんばっていく時期だったんですけど、今年の西堀の姿がそのときの私と重なっているんです。なので、私が経験してきた中で大変だと思うことを伝えてきました。今、目標に向かって進んでいきたいという気持ちを持って一生懸命トライしていく姿、自分で行動していることは、大事な一年になるのではないでしょうか。


西堀  昨年はペアを解散したり所属先を卒業して、今年はすべて一から始めようという気持ちがありました。そのことを聖子さんに相談するにあたって、昨年の聖子さんと同じ境遇の中、共感することがありました。やっぱりオリンピックに行くためには、自分で自分の殻を破って何かを変えていかないといけないと思ったし、そういう強い気持ちが聖子さんから感じるところもはありました。これからいろんなことを乗り越えないといけないし、ぶつかる壁はたくさんあると思いますけど、ぶれない芯はお互いにあるので、それを乗り越えてロンドンに行きます。


──自分になくてパートナーにあるものは何でしょうか?
西堀   ロンドンに対する気持ち。プラス、自分で何かを変えていくという強い気持ちと行動力があると思います。昨年私は迷いがあったので、いろんなことに踏み切れなかったんですけど、聖子さんの話を聞いて私自身も踏み切れた部分もあるので、私には行動力はないと思うけど、聖子さんにはあると思います。


浦田  私より身長が低いんですけど、ブロックの感性は本当に優れているので、私は自信を持ってレシーバーに専念できるという気持ちがあります。そういったプレーの中で、私にはできないものを『タケ』は持っているなと。今、『タケ』って初めて言いました(笑)。お互い、パートナーにないものをどんどん出していってそれを感じて、強いチームを作っていきたいと思っています。


──先ほど細かい目標を立てられていると言われていましたが、今季の目標は?
浦田  私たちは、選手の中でも経験がある部類に入ると思うので、これからさらに成長するためには、新しいことに挑戦していかないと伸びしろはないなと感じています。今季の目標は、世界ランキングを上げないとオリンピックには行けないので、ランキングを一つでも多く上げていきたいと思っています。


西堀  コンスタントに勝つことと、ワールドランキングを上げていくこと。チームとしては、与えられた個人の目標をクリアしていくこと。今年はいろいろなことに挑戦できる年だと思うので、トライしていきたいと思います。



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