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HOME特集>強化と普及のカギを握る──。 『全国審判講習会・指導者講習会・クリニック』開催

特集 JBVツアー開幕!!

  6月20日(土)・21日(日)の2日間、神奈川県伊勢原市にある産業能率大学で『全国審判講習会・指導者講習会・クリニック』が、一同に開催された。この会はビーチバレーの普及と各技術の向上などを目的としており、今年で11年目を迎えた。今年も、全国津々浦々から多くの受講生が参加し、各講師の話に耳を傾けた。

講義を受けるクリニックの受講生たち

  取材で訪れた21日の審判講習会では、受講生をA~Fのグループに分類。現役の国際審判員らが見守る中、産業能率大学のビーチバレー部がモデルチームとなり、実戦形式の技術指導が行われた。受講生は、主審、副審、ラインジャッジ、記録などそれぞれのポジションを順番にこなしていき、審判技術を学んだ。

 指導者講習会では、山元聡講師による講義を行った後、練習方法の仕組みや指導方法のポイントなどを受講生に伝授。講習会終了後、受講生はクリニックにおいての技術指導の方法や練習方法を見学した。

 クリニックにおいては、午前中に増淵晃審判員によるルールや競技規定についての講義を行った後、高尾和行講師の指導によるパス、サーブレシーブ、スパイクなどの基礎練習が行われた。また、男女に分散し、ゲーム練習も行われた。

 今回の講習会について、各講師や受講生に感想を伺った。
実戦形式での審判技術講習

〈講師のコメント〉

●審判講習・藤井孝講師
講習会には、日本全国の人が受けに来ます。その中には、審判の経験年数、年齢だとか男性女性も含めて、千差万別なんですよ。そうすると個々の人、個々のレフェリーにどういう風に対応していけるのかが重要であり、今後の課題でもあります。研修会では、試合の本番に臨むにあたって基本的な心構えだったり、ルールの理解などを身につけて、各都道府県に戻って活躍をしてもらいたい。今回のように、女性の受講生が少ないのは、一般的に女性レフェリーの総人口が少ないからです。ただ4、5年くらい前から、女性の審判員の活躍も目立ってきたので、増加傾向にありますね。
●クリニック講師・高尾和行講師
私自身、20年間ビーチバレーをやってきた中で、『これがベスト』だというものを、与えられた時間の中で教えています。選手によって、それぞれ足の出し方、手の出し方、タイミングの取り方など、感じているものは違うと思いますが、まずは教えたことを試してほしいですね。やるだけやってみて、そこでダメでも決してマイナスにはならないし、その時に選手自身が考えるということが、大切だと思います。
パスの基本技術を学ぶクリニック

〈受講生のコメント〉

●審判講習・早坂馨さん 45歳 宮城県在住
宮城県に大会はあるんですけど、審判員が少なく、技術がまだ身についていないので、伝達も兼ねて受講しに来ました。多くの人に技術を伝達することで、審判のレベルが上がれば、選手の技術も上がっていきます。なので、その相乗効果を期待しています。選手の中には正確なルールを認識していない選手もいますし、毎年ルールが変わったりするので、そういったものも、お互い高めていきたいと思います。
●指導者講習・山下正雄さん 26歳 京都府在住
今回は生徒の引率を兼ねて参加しました。インドアバレーとは違って、ビーチバレー独特のやり方があり、指導法がまだわかりません。それを学ぶために受講しました。ビーチバレーはすごく楽しい競技だと思うので、今後、ビーチバレーの指導をしっかり行って、それを生徒に伝えていきたいです。
●クリニック・満田千智さん 17歳 京都府在住
インドアバレーよりも難しいところ、違うところがいっぱいあって苦労しました。でも先生方の教えがすごくわかりやすかったです。ちょっと一言、言われるだけで工夫すると「今までちゃんとできていないな」と自分で思っていた部分が、できるようになりました。今回の講習会で、自分のスキルが上がったように思ったので、すごくよかったと思います。
●クリニック・関寛之さん、17歳 京都府在住
今回受講してみて、先生に指摘されたことで新しい課題も見つかり、いろいろと吸収することができました。例えば、カットショットの時、ボールの右半分左半分を打ち分けることで、もっと簡単にできるということです。今まであまりカットショットが上手くなかったんですけど、今回教えてもらったことを練習します。そして試合の時、そのショットで点を獲っていきたいと思います。

指導法の技術を学ぶ指導者講習

審判講習の閉校式で講師へ質問する受講生



  今回の審判講習会には、JBVサテライトや国体の開催に向けて、審判員資格や技術を取得したいという者が多く見られた。また、クリニックにおいては、全国大会の出場を目指し、地区予選に出場する高校生の参加が多かった。今回の講習会を経て、今後ジュニアの強化・普及や、指導者の増加、審判のレベルアップにつながることを願いたい。
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