ついに夏のトップシーズンが到来。8月初旬から、毎週のように大学・高校ら学生の全国大会が各地で開催される。灼熱のビーチにおいて、日本一の座を掴むのは、どのチームか?!
8月7日から9日に兵庫県神戸市の須磨海岸では、大学日本一決定戦である『ビーチバレー・ジャパン・カレッジ2009 第21回全日本ビーチバレー大学男女選手権』、通称ビーチインカレが開催。ブロック予選の中でも一際レベルの高い、関東予選を中心に有力校を紹介していこう。
男子決勝戦。桜美林大C 対 国士館大Aの対決。
3連覇なるか?! 王者・国士舘大
7月11日、12日に神奈川県藤沢市鵠沼海岸で『関東大学ビーチバレー選手権』が開催された。優勝したのは、一昨年、昨年と2連覇を達成している石川雄一郎率いる国士舘大A。今年、石川は同じ4年の下越とペアを組み、終始危なげない試合運びを展開し、新チームとして幸先のいいスタートを切った。石川は「ミスをしなければ、絶対に勝てると思った。ミスして相手に点を与えないようにと、それだけを心懸けていた」。サーブで狙われていた下越も「自分が足を引っ張らなければ、それなりに結果がついてくると思った」と勝因を語った。
王者・国士舘大の連覇に待ったをかけるのは、一昨年3位、昨年準優勝の池間率いる沖縄国際大Aだ。池間は今年、高校時代から一緒にビーチバレーに取り組んできた野原とペアを組み、先日行われた『九州大学ビーチバレー選手権』で鹿屋体大、福岡大ら強豪チームを退け、優勝。『九州の雄』として須磨に乗り込む。
そのほか、『明石市長杯関西大学ビーチバレー選手権』で上位進出を果たした神戸学院大、大阪体育大、天理大も有力だ。強豪がひしめき合う中、32チームの頂点に立つのはどのチームか?! 勝負のゆくえから目が離せない。
女子優勝の産業能率大A。大原・溝江ペア。
個性溢れる選手が勢ぞろい!!
昨年大会で、6年ぶりに女王の座に輝いた最多優勝回数を誇る武庫川女子大。昨年の優勝者である北田・岸村ペアは、先日行われた『明石市長杯関西大学ビーチバレー選手権』において、他チームを寄せ付けない強さを発揮し優勝した。今年もチームの仕上がりは上々。ディフェンディングチャンピオンとして、強力なライバルたちを迎え撃つ。
その筆頭が、『関東大学ビーチバレー選手権』で優勝した産業能率大の溝江・大原ペアと、準優勝に終わった日本大学の本間・小山ペアだ。
溝江・大原ペアは、ともに1年生。学内にビーチバレーコートを設営しビーチバレー部を創部した産業能率大に入学し、週6回1日2、3時間の練習を行っているという。「やっぱり毎日ビーチバレーを練習しているからには、絶対に負けられない」(溝江)というように産業能率大Aは、溝江の切れ味抜群のジャンプサーブ、到達点の高いブロックとスパイクで、相手を圧倒した。
女子準優勝の本間・小山ペア
復帰した名プレーヤー
一方、準優勝に終わった日本大の本間・小山ペアは、知る人ぞ知る異色のチーム。通信教育部2年生の本間は、かつては春の高校バレーで一躍バレー界のスター選手として脚光を浴び、イトーヨーカドー(現廃部)に入団。退団後は、イタリア、ロシアの海外リーグでリベロとして活躍した。ビーチバレーにおいては、イトーヨーカドー退社後、U-21世界選手権に出場。五輪出場を目指していたが、04年以降、バレー界から一線を退いていた。 「バレーから離れた後は、普通に働いていました。そんな生活を送る中、経営のことを勉強したいと思い、昨年大学に入学しました。バレーをやる気は全くなかったんですよ」と本間。しかし今年、西堀育実のオファーを受けて、ビーチへの復帰を決意。国内ツアーを転戦する中、ビーチインカレの出場を志願した。 今年で28歳を迎える本間は、「年齢も年齢だし、ルール違反と思われるかもしれませんが、今後、世界で戦って上を目指すためには、いろんな経験が必要。その一つが大学選手権なんです」。目標に一歩でも近づくため、大学女王の称号を狙いにいく。そのほか、昨年大会で3位に食い込んだ神戸学院大、ベスト4の常連である東京女子体育大も、注目株。女王に輝くのは、いったいどこのチームか?! 個性溢れる顔ぶれが揃った今大会は、近年稀に見るハイレベルな戦いが予想される。
表彰式の模様。ビーチインカレ出場を決めた選手たち







