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HOME特集>ビーチバレーインタビュー3 草野歩

特集 ビーチバレーインタビュー

 
  インドアバレー時代、全日本ジュニアに選ばれ、エリート街道を歩んできた草野歩。大学時代には、V・プレミアリーグのチームからオファーがあったが、卒業後、草野が選んだ道は、ビーチバレーだった。
  国内ツアーに参戦した昨年は、国内で2勝(JBVツアー第4戦東京オープン、ふくいカップ)を挙げ、国際大会ではワールドツアー三亜オープンにおいて、自身初の本選に進出。09年は大きな躍進を遂げた一年となった。
                  最大の武器であるジャンピングサーブを打つ草野
                                      撮影/胡多巻 

初のメインドロー進出

  
──2009年のワールドツアー中国大会では、自身初のメインドローに進出されました。その舞台を経験して、今後自分に必要だと思ったものは何でしょうか?
「体全体の筋力が、ぜんぜん足りません。それに付随するスピード、アグレッシブさも足りません。大学を卒業してからは、特に専属のトレーナーさんがいるわけではなく、自分の考えに基づいてトレーニングしてきたんですが、今後理想の体を手に入れるためには、素人では体の詳細もわからないし、この先は厳しいと思います。できれば、これからはトレーナーさんについてもらって、砂浜でのトレーニング、ジムでのウエイトトレーニング、両方を組み合わせて筋力を維持して向上させていくメニューに取り組んでいきたいと考えています」


──『高さ』という部分については、どう考えていますか?
「もちろん、ジャンプ力は上げたいです。世界ではブロックに跳べないと勝てません。ジャンプ力を上げて高く跳べれば、相手の攻撃をシャットアウトできなくても、コースを塞ぐことによって、レシーブの守備範囲も限定できて相手の打つコースが見えてきます。田中姿子・鈴木洋美ペアが国際大会で勝てるのは、やっぱりヒロ(鈴木)さんの高さがプレッシャーになっていたからだと思うんです。たとえシャットアウトしなくても、相手のアタッカーからしたら、その存在が怖い。ブロックがあるとその分、アタッカーは考えるし、ショットの精度も甘くなるんです。でも、身長が低くてブロックの高さがないチームに対しては、ここぞとばかりにいろんなコースに強打を打ってくるんですよ。だから、今年は絶対にネットよりも上に、ボールの幅くらいは手を出したいと思います」


──草野さんといえば、強烈なジャンプサーブ。もともと小さい頃から肩は強かったんですか?
「バレーボールを始めたのは、小学校5年の頃だったんですけど、初めてフローターサーブを打ったときに一発でネットを越えて入ったんですよ。普通は、フローターサーブを打っても初めからネットを越えないみたいで、当時の監督もビックリしていましたね。その当時から、ジャンプサーブもたまに遊びで打ったりしていて、中学に入ってからはずっとジャンプサーブを打っていました」


──1990年代後半は、社会人でもジャンプサーブを打っている人はまれだったと思うのですが、中学校から打っていたなんてすごいですね。
「確かに当時はあまりいなかったですね。それでも最初は、テレビを見ながら、ジャンプサーブを打っている選手のマネをしていて、ネットは越えても別に得点を決められるわけでもなかったです。本格的に教わったのは、中学校の東京都選抜に選ばれたときで、共栄学園高に入ってから徹底的に打ち込みました」

 
                            砂の上でトレーニングに励む草野
12月9日に浅尾美和との新ペアを発表した。しかし草野は、12月下旬に前パートナーの尾崎睦とアジア選手権に出場したため、新ペアとしての本格的始動は、年明けとなった。
そして2年間、在籍した湘南ベルマーレサテライトを09年をもって退団し、浅尾の所属先であるエスワンに入団。1月6日の練習始めに伴い、始動会見が行われた(以下、会見より抜粋)。

新ペア、ついに始動

 
──昨年12月に浅尾(美和)さんとの新ペアを発表されました。チームの雰囲気はいかがですか?
「お互い、今までやってきた練習の入り方とかアップの仕方とかが違うので、最初はバタバタしました(笑)。ずっとペアを組んでいれば、たとえば対人パス一つにしても、次のパスにいく瞬間とか、決まったタイミングがあるんですけど、始めはなかなか合わなかったんですけど(笑)、最近ようやく合ってきました」


──オフェンス(レフト、ライト)、ディフェンス(ブロッカー、レシーバー)のポジションは決まりましたか?
「ディフェンスはまだ考え中です。オフェンスに関しては、暫定的に美和がライトで私がレフトに決まったんですけど、やっぱり両方のポジションから攻撃することも必要だと思うし、新しい発見があるかもしれないので、今は両方練習しています。」


──オフシーズンのトレーニング期間において、ノルマなどはありますか?
「今季は、体力的なもの、体の強さをかなり意識していきたいので、そのあたりをトレーナーさんと話し合っていきたいので、おそらく厳しい数字を提示されると思いますね」


── 新ペアのプレースタイルを具体的に表すと?
「苦手な部分というのは、いくら練習しても伸びが少ないと思うし、伸びても人と同じくらいしかならないと思うんですね。だけど、元々持っている個々の特徴、長所は人の倍以上伸ばせると思うので、自分の持っている長所を人よりも負けないように伸ばしていけるチームを目指したいと思います。たとえば、私だったらサーブ、どんな体勢からでも強打。パワーのあるプレーを崩さないで、今季はさらに強くしていきたいですね」


──では最後に、今季の目標をお願いします。
「国内大会は、全大会で優勝すること。ワールドツアーでは、まず本選に上がって、コンスタントに出られるようにしたいです。一戦目から結果を意識してがんばっていきたいと思います」


 世界に通用する強烈なジャンピングサーブと、国内一といわれるパワフルな攻撃は、どんなふうに進化を果たすのか。新パートナー・浅尾とのコンビネーションにも注目だ。                     始動会見にて。新パートナーの浅尾と一緒に
PROFILE くさの あゆみ
1985年6月22日生まれ。24歳。東京都出身。
身長174cm。共栄学園高、日本体育大学出身。エスワン所属。


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